こんにちはマコっちゃです\(^o^)/
今回は私が過去に勤務していた某運送会社(今もあるのかな??)で経験した
ブラック企業の話をしていきたいと思います!
もちろん社名は出せませんが、20代前半で正社員として管理する立場で勤務していました。
その当時は、ブラック企業などという言葉はなかったと思います・・・
いま思うとよく働き続けていたなと過去の自分を褒めてあげたいです。
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ブラック企業入社の経緯
高校を卒業して一番初めに入社した企業は某大手印刷会社の子会社でした。
当時は特にやりたい事もなく、ただ働いていただけなので毎日同じような仕事をしていることに飽き飽きしてしまい入社1年目で退職…
給与面でも賞与面でも、今思えば不満になる要素は特にありませんでした。
もちろん、人間関係で揉めたりもなく退社後も先輩方とは遊んだりする仲でした。
まだ20代で世の中を知らなかったんですよね~
そんなこんなでフリーター
毎日時間の融通が効くので、主にパチンコ屋さんに遊びに行ってました
約2年間ほど、そんな生活をしている時に家族ぐるみで中の良い知り合いの方から、
「息子の職場でアルバイト探してるんだけど働いてみない?」とお誘いを受けて面接を受けることに…
もちろん合格し晴れてアルバイトとして勤務することになりました。
アルバイト社員時代
運送会社の勤務とあって、時間帯は様々でしたがルート配送というコースが決まった場所をトラックで配送するのがメインでした。
アルバイト時代はそこまでブラック企業だなと感じるような事もなく、淡々と配送をしていました。その時に思ったのは配送先の従業員の方々の対応です。
しっかり挨拶してくれて、世間話をしたりするオーナー様もいれば・・・
上から目線で挨拶もろくにせず、文句や小言ばかり言うオーナー様も中にはいましたね。
気になったのは、後者の方の店舗は私が働いていた当時あきらかに業績も良くなさそうで、お店を閉められる人が多い印象でした。
余談はさておき、アルバイト生活も半年経った頃に部長から「社員にならないか?真面目に働いてるし、社員に向いているよ!」とのお声が掛かりました。
※これがブラック企業への第一歩です・・・
当時の私はアルバイトしている限り、そのような感じを一切受けていなかったので、
断る理由もなく承諾しました。
ブラック企業の社員時代
実際に社員として働くようになり、次第に内情を理解するようになりました。
- 月4日の公休。1日労働時間約18時間
月に4回の休みがあると言われていましたが、不定期。欠員が出れば公休出勤。
しかも月4回の内、安定して2回は出勤要請が来ます‼
労働時間も8時出勤、夜中2時過ぎまでは当たり前。毎日クタクタでした…
もちろん残業代などありません。 - 渋々渡される賞与。約3万円
年間賞与は1回。しかも渡されるときの役員の方から手渡しなのですが、
「こうやってボーナス貰えるのも会社のおかげだろ。もっと働いて会社に恩返ししろ」
みたいな事を言われながら渡されるんですよ…。しかも3万円。
無いよりはもちろん嬉しいですが、業績や仕事の対価での賞与としては疑問を持っていました。
もちろん、その役員は高級車に乗ってブランドで固めているような感じでしたが。 - 上がらない年収。年間約2,000円
そんなこんなで1年が経ち、社員として給与も上がるかなと期待していましたが、
期待は持たないほうが良いと学ぶ事が出来ました。
正直、当時は「いくら上がったの??」と首を傾げるくらいに分かりませんでした。 - ヤバすぎる飲み会
半年に一度ほど、懇親会という飲み会がありましたが、
初めて参加した時に衝撃を受けました!
飲み会が始まるなり、周りの社員の顔色が変わり何かただならぬ空気が・・・
1時間程すると、役員の一人が別の席で怒声を上げ始め
「何だテメーは!酒を酌むのが遅いんだよ!使えねなー」
怒声があった方を見ると、当時私の上司だった方がその場で正座させられ
説教されていました…。それだけならまだしも、机にあった石の灰皿が
投げつけられ上司にガツン。怪我はなさそうですが・・・
どんな職場だここ??大丈夫か??このまま働けるか??
頭の中は自問自答です。
Oh no!
さらなる試練・・・
社員として管理する立場になってくると、アルバイトや新しい社員に対して教育する
事が増えてきます。自分がアルバイトの時はトラックに乗れば、一人の世界なので
あまり気にしていませんでしたが、教育する立場として接すると色々と問題を抱えてる人が
多く、本当に困りました…
■出会った様々な人
①指が・・・。その筋の方
そうです。想像通り、元その道を歩んでいた方です。
年齢は40代半ばでしたが、教育担当は20代前半。
しかも、しっかり教えないと私が怒られます。その頃はどうやって教えるか、
必死に考えましたねw。人との接し方を学ぶことが出来ました…
②お金にだらしない人
別の方はとにかくお金に対してだらしなく、色々なアルバイトからお金を借りては
返さないを繰り返し、私に対して相談やクレームが多数でした…
当事者含め、話し合いの場を設けて返済方法や期限など決め事をするようにしました。
もちろん、半年ほどはしっかり返済していたようですが…ある日突然バックレました。
もう、被害者の方は文句の嵐でしたが最後は諦めていたようで
「あいつの事だからしょうがない・・・」と。
その後、二度と見ることはありませんでしたが今はどうしているのやら…
③トラブルメーカー
配送業務なので取引先様へ納品に行きますが、行く先々で態度や言動が悪く
オーナー様からクレームが…。もちろん謝罪に行くのは私か上司。
また納品物を倒して商品が崩れても、黙って納品してまたクレーム
あげくの果てには、怖い方の車にぶつけて「ぶつかったの気づかなかった」ばりの
言い訳。そして私と課長でぶつけってしまった方の会社へ菓子折り持って訪問。
怒号と罵声の嵐を喰らいながら、何とか問題解決へ向けて示談交渉へ。
その後、色々と私の見えないところで話は進み、無事?に解決となりましたが…
そんな彼はいつも通り、バックレです!
本当にいまでは絶対に関わりたくない方々との出会いがたくさんありました。
何故か絡まれる日々・・・
これは会社とは関係ないですが、トラックに乗っていると何故か絡まれる頻度が多いなと…
繁華街での配送では、酔っ払いの方に「邪魔だ!どけ」など当たり前。
酷い時には物を投げられたりと…。当時、多くのアルバイトは繁華街配送をすると
辞める人が多かったです。なので、ある程度の経験者が繁華街はメインで配送してました。
※繁華街トラブルはここでは記載出来ないようなものが多すぎて…
他にも…運転していて眩しいのでサングラスをしていたのですが、
ある交差点(信号なし)。こちらが優先道路で一時停止を突っ込んできた高級車が・・・
思わず、ビックリして車の方を見てぶつかってない事を確認してその場を離れると…
後方からクラクションが「 パァーーーーーン」と
サイドミラーで確認すると先程の高級車が煽りまくってきます(汗)
トラックのセンターも数メートルなので、到着して降りると・・・高級車から
その筋の方と思われる人物が「お前!俺のこと睨んだだろ!」
一切そのような事は御座いません・・・。でもサングラスしてるから視線は分からないし、
サングラスを外して一言
「一切睨んでいませんが、車がぶつかりそうだったので確認しただけです!」
すると強面の方が「テメー今度同じような態度したら、承知しねからな」と
一言はなって消えていきました。 ※内心ドキドキです。
センターに戻って、今日はもう帰ろうと・・・。センターはかなり遠隔地だったので
車で1時間高速走りながら自宅へ向かい、今日は休みだ・・・!とパチンコ屋へ
すると、偶然すぎる再開が…
先程の強面のその筋と思われる人物とソックリな方が、遊んでいるじゃないですか‼
他人の空似にしては似すぎていると思い、一旦外へ・・・
駐車場を見てみると県外ナンバーの先程の高級車が。
「ヤバい!本人だ。」
パチンコ台に置いてあったタバコなどを取って帰ろうとすると、
向こうも気づいたのかジロジロとこちらを見ています。
「ここで帰ったら、ますます怪しい」と頭で考えつつ、
その場で遊技することを決意!もちろんジロジロ見てきますが、朗らかに堂々と打っている
からか、首を傾げながら見ています。
そういう緊張した時間が約1時間ほど続いたところで相手の方は帰りました!
勝利を手にした瞬間です!もちろんパチンコは負けました。
こんな体験が山程ありました。 ※ブラック企業とは関係ないですが。
さようなら!ブラック企業
そんな仕事を約2年ほど続け、転機が訪れました。
子供も産まれそうな時に事故を起こしてしまったのです。
幸い命に別状はありませんでしたが、トラックは大破!
このまま疲労して働いてると、命を落とすな・・・
「辞めよう!」
その日の内に上司へ退職願を申し出。
もちろん引き止め含め、約2時間話をしましたが決意は変わらず…
何を言われても引く気もありません。
晴れて、退職願を聞き入れてもらい
自由の身だ!
と退職をしました。
その後はハローワークなども通いながら、別の仕事を見つけることが出来ましたが、
今までの経験から、生半可なことでは心が折れない精神は身につけられたと感じています!
最後に
もうその会社は倒産して見掛けなくなりましたが、
過去ブラック企業で働いていた私は何も考えていなかったと思います。
まずは自分がどうしたいのか?どのような対応をしたいのかを今一度考える機会を作る。
口に出すことや行動に移すことは難しいですが、
全ての結果は自分の判断によるものです。
これからの自分の人生をどう生きるかも、もちろん自分の判断次第です。
ブラック企業に自分という資本を預けるかどうか、
過去の私がそうだったように一歩踏み出して頂けたら幸いです。